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七隈線延伸開業による不動産市況の変化

 

 

 

こんにちは、コーセーアールイーです。
2023年3月27日に開業した、地下鉄七隈線の博多駅延伸事業。2011年の延伸事業化決定後、陥没事故を乗り越えて12年越しの開業となりました。延伸後の利用者数は延伸前の約160%(福岡市交通局調べ)と大幅に増加した七隈線。この延伸事業は当該沿線周辺の不動産にどのような影響を与えているのでしょうか。今回は、「七隈線延伸開業による不動産市況の変化」についてお話ししたいと思います。

 

■所要時間最大14分短縮のインパクト

 

2005年2月、福岡市西南部と同市中心部の天神エリアを結ぶ地下鉄路線として開業した地下鉄七隈線。しかし、博多駅へのアクセスが不便なことも影響し、利用者数は伸び悩んでいました。博多駅への利便性の向上と地域の活性化や環境問題への取り組みを目的として、同線を博多駅まで延伸することを決断。

 

2023年3月に延伸開業が開業したことで、七隈線の各駅から博多駅までの所要時間が最大で14分短縮されました。博多駅までの所要時間が大きく短縮したことで、七隈線沿線利用者は一気に増加。たちまち人気路線へと変貌をとげたのでした。

 


(写真提供:福岡市)

 

■七隈線沿線に投資用マンションを所有するオーナー様の声

 

2013年に当社が販売した投資用マンション「グランフォーレプライム大濠南」は、七隈線「六本松」駅まで徒歩3分の好立地物件で、販売当時も好評のうちに早期完売した人気物件でした。同物件の1住戸を購入されたA様。A様は以前、2017年10月の「九州大学六本松キャンパス跡地再開発事業」によって、同物件の賃料が上がったと喜んでおられました。そして、今回の博多駅延伸事業の開業を迎え、さらなる賃料上昇を期待されています。現在のご入居者が退去されたら、募集時に賃料を上げたいと話しておられます。
通常、マンション経営では空室はリスクとしてとらえられますが、このように空室を楽しみに待つというケースが生まれるのも面白い現象だと思います。

 

■家賃からみる不動産市況の変化

 

過去に当社が販売し、賃貸管理を行っている投資用マンションで、七隈線各駅から徒歩圏内にある物件を抽出。その中から、地下鉄七隈線延伸開業年に建物賃貸借契約書を締結した住戸を選択し、交通利便性が高まった七隈線沿線周辺での家賃相場の変化に注目してみました。

 

 

延伸開業後に契約となった4住戸のいずれもが新築時家賃を下回らない家賃設定で契約できており、対新築時家賃の平均値は約105%となっていました。そして、七隈線各駅を徒歩圏とする投資用賃貸マンションは、全て高稼働が続いているという状況となっています。賃料が上がれば、当然に、マンションを売却する際の価格も上昇することが想定されます。博多駅延伸事業は、七隈線沿線の不動産市況に大きなプラスの影響を生み出しているといえるのではないでしょうか。

 

■真価を問われる七隈線

 

このように、延伸開業で賑わう七隈線ですが、新たな課題も浮き彫りになってきています。利便性が大きく向上した一方、朝夕のラッシュ時に乗客者数が過剰となる「超・満員電車」現象です。あまりの混雑状況に地下鉄からバス利用に戻るという声も出ているようです。
今の混雑状況が続くと、利用しづらい沿線というイメージが定着し、結果として不動産市況へマイナスの影響を与えかねません。
市民にとって暮らしやすく、住みたい沿線と思ってもらえるようになるためには、これからも様々な取り組みが求められるでしょう。七隈線が開業時の期待値を超えることができるのか、その真価を問われる年となりそうです。


オーナー様インタビュー:https://granfore.jp/asset/interview/

 

マンション投資を分かりやすく解説しています↓
https://granfore.jp/asset/point/#a-Manga1

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